2008年10月11日

遅ればせながらGoogleのストリートビューについて

Googleの社是というかモットーには「don't be evil(悪行にはかかわらない)」というのがあったと思うのだけど、最近のGoogleのやり方って、どっちかというと悪行を率先してやってるように思えてならない。


図書館プロジェクトあたりまでは「やんちゃだけど、すごいこと考えるなぁ」って思ってたのが、YouTubeくらいから「あれ?言ってることとやってること違わない?」って思い始めて、今回の日本でのストリートビュー公開では「うーん、ちょっとそれ行き過ぎちゃうの?」という感じ。



いわゆる『グレーゾーン』ってどこにでもあると思いますが、古式ゆかしい日本文化を重んじる企業なんかだと、グレーゾーンに引っかかるサービスを提供しようとする場合、利用者や権利者のコンセンサスをある程度とってからリリースに踏み切るはずで、とりあえずドカーンと公開してから、気に入らないところがあったら依頼してくれれば削除しますよという今回のようなやり方はまずしない。

極論すると「やあ、我々の文化圏では家の中には靴を履いたまま入るんだ。」と、人の家に土足で上がり込んでおいて「気に障ったら言ってくれ、脱ぐから。」と言っているように見えてしまう。


この部分が非常にムカつく要素なのではないかと、個人的には思っているわけです。



もちろん、公道上で写真を撮ったりするのは自由だし、Web上で公開することも自由(企業が勝手にやって良いのかどうかは疑問)なんだろうけど、イヤなものはイヤなんですっていう人が多いんでしょうね。それもまた自由ではあります。だから、イヤなら削除しますよとしているんだけど。


そして、ここでまたもうひとつのムカつく要素が顔を出す。Googleはユーザーに対して「基本的にストリートビューで写真を確認した上で、気に入らなかったら申告してください。その画面上でできるようになってますから。」と突き放した態度をとってしまった。

ストリートビューの撮影対象になった地域の住民全員がインターネットに接続できることが当たり前のように。


まぁ、たしかにインターネットにもつなげられず、自分の家や家族がどんな晒され方をしているか確認できないような奴らはユーザー様でもなんでもないと考えているのかもしれないけれど。


この辺もきますね、たぶん、カチンと。



やっていくことがどんどん大きくなり、世間(世界)に対する影響力もどんどん大きくなっていく中で、今後Googleがどのようにして大人の企業になっていくのか、興味津々です。

0 件のコメント: